今回は、成人向けの内容です。
こういう内容ですので、夜になってから一気に書き上げています。そして、朝になって見直すことはしません。ただし、文章のネタ自体は昼間に思いつき、構成は昼間に作っています。
「社会的地位の高い人に倒錯した性的嗜好の人が目立つ」と言われます。
どういう心理で彼らはその嗜好に向かうのでしょう。
社会的地位が高いと、高いレベルでの模範的な言動を常に求められます。そして、常に本音と建前が玉虫色のようにひっくり返る世界で、接する人達の言動の真意を探り、己の身を守らねばなりません。そして、彼らは純粋な気持ちで接してくれる人が非常に少ないです。ほめられる場合は大抵がヨイショで、褒める側の私利私欲が働いています。けなされる場合がほとんどです。
お金と権力があり、庶民が買えないような高価なものが買えたり、夢を計算せずに実行する力を持てますが24時間365日言動を規制され一寸先は闇です。
信用できるものが数字だけになります。お金しか愛せなくなるほど追いつめられます。それこそ札束をラブドールに巻きつけて寝るぐらいの勢いです。
男性でも女性でも、お金を払って「自分の好きなことをしているさまを褒めてくれるプロ」を求めます。キャバクラ嬢やクラブのホステス、ホストなどお金とプロに対する接し方の上手下手で様々なランクの人がつきます。プロの役割を認識し、人として尊重する態度をとれる上流の人の遊びです。
余談ですが、家族がクラブなどにハマるのを快く思わない人がいます。自然なことですが。逆に、一緒に生活している立場上自分ではできないことをしてくれていると感謝する人もいます。生活していれば、粗相もしますのでそれを叱るのは自然なことです。
そもそも、自分の好きなことだけしていたい、それでいて常に褒められたいというのは自己本位にも程があります。その矛盾に気づきながらプロと接しているのであれば社会的に成功しつづけるでしょうが、気づいていないならお金が尽きた時が運の尽きで、あとは転落人生真っ逆さまです。
この辺りにお金を使うのはまだ、人と人とのつながりをまっとうに行おうという意志があります。
さらなる承認欲求のお化けは、性的倒錯に走ります。
幼児プレイ 男性が幼児の役で女性が母親の役。この時期は無条件に(という幻想)母親から愛され、承認欲求が満たされやすいです。そして、おむつをしてバブーなどと言って閉鎖された空間にいる。社会規範からの開放も果たしています。
サドマゾヒズムはこれに共依存が加わってきます。お互いがお互いの役割をはたすことで、お互いの存在は認められます。攻撃されていたい思いをしながら心は満たされるという矛盾した感情。すべての自分を拘束するものからの開放。
女性は男性に比べ、深みにはまりにくい傾向があるようです。まずは社会的に高い地位にある女性の絶対数が少ないことがあります。そして、ブランド物の購入やリラクゼーションやエステでチヤホヤされる体験が出きます。(実際のリラクゼーションサロンではあまりに体の状態がひどいと「これはひどいですねー」と言われることがあります)もしくは、外食で「他人が作った食事」を「他人が皿を洗ってくれる」経験をするのも承認欲求を満たします。
脳内にある「過大なる自己承認欲求」のモンスターを銃で撃ち抜けることができれば背徳感あふれることに手を出さなくてもそこそこ満たされるのですが、そのモンスターの眼の奥に認めたくない自分の弱さがあると撃つ前に直視できず倒錯の沼に落ち込んでいきがちです。
まあ、これらのことは法的には問題がないので(合意の上であれば)人間として尊重し合えるならば不問。法に触れること(自己承認欲求を満たすために薬を使用するなど)
自分の好きなことだけして常に褒められたいお子様ならば、自分で起業して人を雇わず自分の食える分だけ稼げばわざわざ人と接する機会を増やさずに済むでしょう。もっと大きくしたいという身をわきまえない言動が自らを苦しく、尊大にし、苦しさから逃れるために人としての感情を失い、倒錯した言動に走らせるのではないかと思うのです。他人による賞賛でしか糧にできないお子様から脱却し、自分で自分を満たしたり、満たされなくても開き直る感性を持つことが心の波風を穏やかにするのではないでしょうか。