思考と表現の日々

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なぜおっさんと酒を飲みたくないのか

 「最近の若者は飲みュニケーションをしようとしない」と嘆く中高年がいる。

 

 よく言われるのが「お金がない」(上司もおごってくれるわけではない)とか「コミュニケーションが苦手な若者が増えている」からなんだが、それ以上に「コミュニケーションが苦手な中高年が多い」ことではないかと思う。

 

 そりゃ喜んでおっさんと飲もうとは思わないよね。

 

 どこに地雷ワードがあるかわからないおじさんが上司で自分の査定に響く可能性があったら。

 

 それでいて、やたらと褒められたがりで、

フェイスブックでやたらと「いいね!」を求めてくる人と変わらない、

それどころか実際に接しているので実害が自分に及ぶ可能性がある。

なぜお前の「褒めて褒めて」に残業代が出ないどころかお金を出してつきあわねばならんのだ、

大人なんだから自分で自分を褒める手段を持てやと内心思っている。

 

 ただでさえ、お酒を飲んで自制が利かなくなっていらないことを言いそう、言われそうになる危険性が高いところで、言動を気をつけないといけないなんてまさに地獄絵図。

 人間関係に高いレベルを求められ、必要以上に空気を読むよう求められて育った世代は、自分を壊さないようにするため仕事が済んだらすぐさま自宅に帰り、緊張状態を解きたいのだ。

 

 「年長者の経験談にはいいきっかけがある」かもしれないが、人間関係に求められるハードルを高く設定された今の若者には、どこまで気を使えばいいのかわからず、話の内容など覚えている余裕などないのだ。