今回は序盤、中盤、終盤の3公演を見るという初の試みでした。(いつもは1ツアー1公演のみ)なぜそうなったかといえば、
ナゴヤドームは名古屋に行く用事を作ろうという気持ちが最初にあったのですが、長居公演が非常に楽しかったので、これはまた行きたいという気持ちになりました。
さらに、京セラは収録も終わったしもうなんでも自由なんだろうと想像して行くことになりました。
なお、数々の写真は自分で撮影したものですが、大阪在住だと長居及び京セラとはさほど離れていないせいか、自分が参加しない日にも行けるんですね。その日にゆっくり撮影しました。おかげで、参戦していないのにメモリアルスタンプ押しまくりですw屋外公演のいいところは、リハーサルと本編の音が会場の外でもよく聞こえること。京セラはドアを開けないとあまり聞こえません。MCはまず聞こえません。アリーナも含めると、今年のミスチル関西公演はすべて大阪市内なんですね。(大阪城ホール:中央区、ヤンマースタジアム長居:東住吉区、京セラドーム大阪:西区)それと、四国でもやって欲しいですね。今年は中四国では広島だけでした。九州も福岡のみでした。
- さて、MCの感想です。
自由過ぎて危険、いいぞもっとやれ
でした。もともと、各種媒体でのインタビューによるとメンバー自身がMr.Childrenというバンド名のごとく無邪気で等身大で飾らないところがあるようです。
特に、ドラムのジェンのMCは日に日にエロく自由になっていっています。しかも、公演が進むに連れ尺も長くなっていってます。
京セラドームでやった「黒柳さーん、マッチでーす」のネタは分かる人はもう若くない人を証明する危険なものでした。近藤真彦というより、その物まねをする片岡鶴太郎でした。それに呼応して、桜井さんの「スタバで頼んだものを取らずに帰ったり、ドライブスルーで注文したのに商品を取らずに帰ったり(←さすがにこれは嘘だろう)」 する自分に対し「末期でーす」とするネタが有りました。
メンバー紹介基本文
サポートに入っているSUNNYとジェンは桜井さんが紹介し、あとの3名はジェンが紹介する(その間に桜井さん着替える)
SUNNY:キーボードを弾きながらほとんどの時間ハモっています。コブクロで言えば小渕くん(大阪2公演)のように。
長居でゆずでいえば黒澤くんって言ってましたが、岩沢くんではないでしょうか・・・ スキマスイッチで言えば常田君というバージョンも有りました。
ジェン:愛すべき、愛されるべきドラマー鈴木英哉、ジェン!
ナゴヤと京セラでは「そしてちょっぴり恥ずべきドラマー」が加わっていました。事実ですねw!
ナカケー:ベースという名の長い竿からほとばしるものはなあに?
→ナカケーそのまま流して(シモネタに対する正しい反応)
「こんばんは。どうぞ楽しんでいってください」
これだけ喋っただけなのに会場騒然
今後のことを思えば、あまり喋らないほうがハードルが上がらなくて本人も楽だと思いますw
田原さん(もしくは田原皇帝):寡黙な男ですが、音楽に対する情熱は人一倍
田原さんのツッコミはバリエーションがだんだん進化していきました。
(これまた喋るだけで会場騒然)
長居:ジェン、まじめに言うから恥ずかしいよ。
ナゴヤ:寡黙かどうかなんてお客さんわからないよ。つきあってないんだし。
(お客さんの中にはコアなファンも結構いるので寡黙なことはわかっています)
京セラ:ジェンさー、めちゃくちゃ。お前のようなのがここにいられるだけでも素晴らしい世の中だよ(ドイヒーwwww) この日はいつも長袖を着ていることに対し、「寒いの?」とジェンが田原さんに聞いていました。頷く田原さん(なお、その日の京セラドーム大阪はさほど冷房が効いていないようで、暑かったです)
鬼畜田原皇帝パターン、ぜひ今後も続いて欲しいです。もしくはツアーごとにナカケーと立場を交換してもいいですが、語彙力に関しては過去の発言などを鑑みると田原皇帝の方が高そうなので田原2回中川1回ぐらいのペースでもいいですw
桜井さん:音楽を愛する天才、変態 桜井和寿
コアなファンなら知っていると思いますが、これまた事実です。長居では「ジェン、5万2千人の前でシモネタを言うのは止めて」と突っ込んでました。その後、フェイクの時に思いっきり腰を降っていましたが。(その前の運命で「自分を慰めた後で」の時に股間に手をやるのも・・・)
「愛について」のMC
好きの反対語は嫌いですが、愛の反対語はなんだろう?憎しみ?無関心?
愛についてネットで調べていた時に、このブッダの話を見て胸が突き刺さるような気持ちになったのです。
子供をなくした母親が、その亡骸が腐敗しかかっているのに埋葬することができません。そこにブッダが現れ、「ケシの種を持ってきてください。その子を生き返らせてあげましょう。ただし、その家から1人の死者も出していない家からです。」と言います。母親は一心不乱に各家を訪れ、ケシの種を探そうとします。しかし、1人の死者も出していない家はありません。疲れ果てた母親にブッダは言うのです。「生きているなら生きたまま、死んだなら死んだままその子を愛すればいいじゃないですか」
→これ、今の医療技術が進んで核家族化独居化が進んだ家ではブッダ訴えられるよなと思いつつも、あの時代は複数世代の同居、乳幼児の高い死亡率が背景にあるんだよなあと思いました。
愛とは想像力ではないでしょうか、と締めて「and I love you」へ
いろいろな愛の例えを挙げていくのですが、ここは各地で変わっています。タイガース愛とか、ドラゴンズ愛とか。
ここで桜井さんチョンボやらかしてます。大阪2会場とも。
長居と京セラドーム、それぞれセレッソ大阪とオリックス・バファローズの本拠地です。このいずれの会場でも両チームの名前を出していませんでした。
ナゴヤドームでは隣の県なのにジュビロ磐田の名前を出していたのに。
なお、この部分で京セラ1日目では「日本愛とか」と話していました。少し前に某ゴシップ紙に今回のMr.Childrenのコンサートは反戦の気持ちが出ているという記事が載っていたことに対していい気持ちはしていなかったのですね。かといって、愛国心と言ってしまえばまた別の意味に捉えられてしまう。その間をとったバランスの良い表現だと思います。「思想家でも宗教家でもない」けど、「音楽で何かできれば」という姿勢は変わりません。
話はずれますが、平和主義と反戦は別のものと捉えてくださいね。
演奏について
小林武史さんが外れて、サポートのSUNNYを含め同級生(45-46歳)のみでステージに立っています。友達同士でバンドを組んでそのままいろいろあって現在まで友達同士で音楽を愛しているむき出しの姿がそこにありました。今までになくギターの音がガンガン聞こえてきました。(といっても田原さんは目立つ演奏をあまりするタイプではないです。)映像に頼ることなく、音楽の力で客を盛り上げ、泣かせ、楽しませて帰る。ディズニーランドもびっくりの効果です。
そして、この最後のMCを聞くためだけにコンサート3回参加したと言っても過言ではない桜井さんの言葉で締めます。長居では「がんばってね」だけだったのですが、どんどん進化していきます。「Mr.Childrenというバンドはいいリスナーと良いファンを持って幸せなバンドです。」
「みんな、それぞれの場所でがんばってね。色々あるけれど。」
「それぞれが小さなハッピーを持ち寄って大きなハッピーにしましょう」
ナゴヤドームに行った時に去年から度々通っている大曽根駅近くの文具店三光堂でに行った時の格好とそこで購入した万年筆