- というわけでこの3時間半のコンサートがセットリスト順にどんな演出だったのかについて書きます。
オープニング映像
ツアーREFLECTIONの時にも登場した少年少女が何かから逃げています。
この映像の部分がツアーTシャツにも描かれています。
- 01. 未完
REFLECTIONでは最後にやったこの曲。未完ツアーでは最初に演奏。まあツアータイトルでもあるのでそうなるのかもしれませんが、この2つのツアーが連動していることを示しています。イントロの桜井さんのギターソロから一気に盛り上げます。
- 02. 擬態
- この曲で客が歌う部分がありました。今後のコンサートでもやる可能性があるので、歌詞は全部覚えておくことw
- 擬態のラスト部分のコード進行が好きで、特に大サビラスト、一旦マイナー調になってからの陽転は弱気になることもある本音を持ちつつも進んでいこうと言う意思を示しているようでミュージシャンは音楽で伝えるのが仕事ということを体現していました。
- 03. ニシエヒガシエ
ここで花火 冒頭部分の演出で田原さんが頭上での手拍子をしていたのですが、個人的にはツボでしたwwwww あの真面目で堅物扱いされている田原皇帝がwwwww
(ネット情報では長居で初めてやったようです)
- 04. 光の射す方へ
- この曲でも花火(ナゴヤドームではなし。一部屋内公演では花火なし)
元のアレンジ、CDに近い形になっていました。
ここでもお客さんに「ウオーウオーウオー」と歌わせます。この曲もコンサートでよくやるのでよく聞いておきましょう。
- 05. CHILDREN’S WORLD
20年ぶりに歌うとのことで、長居の時点ではファーストミニアルバム聞いたことなかったんですよ、家にあるのに。帰宅後、早速未完ツアープレイリストをitunesで作るためにインポートしました。聴きこんでナゴヤドームに参戦した時はもうノリノリでした。最後のチュッチュッ・・の部分は客も一緒に歌います。
京セラドームでのMCでは桜井さんは自分たちがバンドを長くやってきて「チュッチュッって客に歌うことを強要するようになった。チュッチュッって歌うのが似つかわしくない人も中にはいますけど」と言っていました。お客さんも大人なので笑っていました。
- 06. 運命
- 「やらしい妄想をして自分を慰めた後で」のところで桜井さん左手を股間に当てていました。どこがかわいい純な気持ちですかwwwww
- 07. FIGHT CLUB
「戦う人のための曲」ですが、やはり基本路線は前2曲と同じくうぇーいwwwwな感じの歌詞ですw
- 08. 斜陽
- この時期にピッタリの曲です。
長居2日目だと天神祭が終わったので夏が終わる人がいて
ナゴヤドーム、京セラドームだと本当に夏が終わる時期ですし。
- 09. I Can Make It
- この3曲の流れはREFLECTIONでも同じでしたが、多少映像が変更になっています。
- 10. 忘れ得ぬ人
- ここから3曲花道で歌います。アリーナ前方で花道より前の席の人がどこを向くのか長居で検証すると、後ろを振り返る人、後ろの席のお客さんと目を合わせるのが嫌なので前を向いたままの人両方いました。
ここで、愛についてのMC(MCについては別記事にします)
- 11. and I love you
ここは特にリズム隊がいい仕事していたなと思いました。特に後奏。この曲の流れでタガタメがくるとタガタメで伝えたかった「愛」についてのメッセージが浮き上がります。
- 12. タガタメ
「この星を見てるのは」のところでブレイクあり。ここで屋外公演だと後ろに星が見えて綺麗な場合も。長居の場合は月が見えていたような。
この曲個人的には「反戦曲などと利用されるんじゃないか」と気分ではあったのですが、前のMCで愛について話していたので、本来彼らが伝えたかった「親子愛」「人類愛」というメッセージが伝わってきました。映像では戦争後の子供たちが登場するのですが、実際には少年犯罪の方がタガタメで歌われる状況になりやすいです。少年犯罪の映像ではリアル過ぎて精神的に耐えられない人もいるという配慮かもしれません。実際に大切なのはどのような状況でも「愛すしかない」わけで、「誰がため戦った?」は我が子のために親が戦う(被害者や加害者にならないために、被害者や加害者になった我が子に向き合うために、と様々な状況があります)けれど、それが本当に子供を愛することだったのかと自問自答する意図もあるのかもしれません。
- 13. 蜘蛛の糸
ここで元のステージに戻ります。
- 14. REM
この曲で最後に向けて火を付けます。
- 15. WALTZ
この曲のJENのドラムは鳥肌モノです。サビ部分で重厚にズダダダダダッとドラムが響きます。
- 16. フェイク
「ホック外して途中で気づいてたって また腰を振り続けるよ」の部分のジェスチャー、フロントホックですかwwwww
- 17. ALIVE
- ルームランナー(古っ)に乗って桜井さんが歩いて「なかなか前に歩めない自分」を表現します。この曲は最初は本当に後ろ向きなのですが、グラデーションのように徐々に明るくなっていきます。最後に一筋の光となっていくのですが、こんな感じで人は徐々に前向きになっていくという現実味が感じられました。大サビの前で桜井さんもルームランナーから降りて前に歩んでいきます。
- 18. 進化論
- 最初に「進化論」に関する解説映像が入ります。
- 19. 終わりなき旅
- 演奏に入る前に桜井さんが「一緒に歌いましょう」と言います。
- 客それぞれが、それぞれの思いを持ってそれぞれの終わりなき旅を歌います。
- 「高ければ高い壁のほうが登った時気持ちいいもんな」の歌詞の部分で会場に歌わせるのはナイス!そこで励まされているひとが多いからです。私もそうです。
- REFLECTIONの曲の中に以前のツアーだとトリに持っていけるような「終わりなき旅」が自然と入るのがREFLECTIONというアルバム、終わりなき旅という曲、Mr.Childrenの音楽の凄さがあります。クライマックス、そしてアンコールに向けての高揚感を支えています。
- 20. 幻聴
ツアーREFLECTIONでは本編最後の曲でした。キーポイントに持っていける曲が多いのがREFLECTIONの特徴です。
- 21. 足音 ~Be Strong
曲前の桜井さんの掛け声がツアーREFLECTIONでは「聞こえるか、聞いてくれ、これが僕らの足音」「聞かせてくれ、みんなの足音」に変わっています。中央のビジョンで4人が並んで映っているのを見ると「ああ、やっぱりMr.Childrenは4人のバンドなんだ」と思いつつも、SUNNYも入れてと思ったのでした。
アンコール
- 22. I wanna be there
本当は桜井さんが客にスマートフォンを出すよう促すのですが、情報を知っている客が事前に出してしまうので、何も言わずにスマートフォンの光だけで演奏します。この曲は花道で歌います。
- 23. overture~蘇生
- 元の場所に戻り、グイグイと引っ張ります。
- 24. fantasy
再度日常の中のファンタジーに入ります。サビをボーっと聞いているだけではこの歌の真意が伝わらない特徴があります。歌全体を聞かないとどんな内容かわからないようになっていますが、非常に等身大の歌です。
- 25. Tomorrow never knows
- 当初この曲ではスマホのライトでサイリウムのように振ることはなかったのですが、なぜか皆が振るようになってしまいました。個人的には本来の照明があるのですから、止めて欲しかったです。
- そして、安定の「ウォッオー!」
- 26. innocent world
Mr.Childrenの歴史と音楽に対する情熱が詰まったこの曲。
半音下げて歌っていました。
- ここでオープニングと関連した映像が流れる。
- 27. Starting Over
長居の時はセットリストを調べずに行っていて、この曲絶対にやるのになぜやらない!と思いつつ後半少しだけ集中できない原因でもありました。でもやるなら最後だと思うと、この曲を聞いてしまうともうライブは終わってしまうんだと残念な気持ちにもなるのでした。
映像ではモンスターが自分自身(の弱いところ:歌詞では虚栄心?恐怖心?膨れ上がった自尊心?と歌われている)だったという、歌詞通りの映像でした。これを反戦を意識した、と書く日刊ゲンダイはちゃんと歌詞及び今後発売されるであろうコンサート映像作品をしっかり読みこむように。
銃を向ける少年が碇シンジくんに見えるのは気のせいでしょうか?
そして、印象的だったのが最後の白い鳥が世界を埋め尽くす映像。バケモノの子を見た人は映画のシーンが思い浮かび、未完ツアーに行った人は思い浮かぶのがこの映像なんでしょうね。