思考と表現の日々

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生きざまが治療を決める

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NHKでは宮城県南三陸町の生活不活発病に対する取り組みが放送されていましたが、
それぞれの方の「やりたいこと」を聞き出して、それを支援するには相当な手間が
かかりますねえ。

 もし、社会参加したくない、趣味もない、ただ役割だけを生きてきた人が
高齢化して生活不活発病や認知症になった場合、治療の緒がないのです。そういう人が
治療を拒み、人を拒むと孤独死につながります。本人は辛くないのでしょうが、
あとを処理する人(行政や業者)の費用が高くつきます。人との交流はしたくないが、
趣味がある人なら趣味をきっかけの機能回復ができるのですが。

 南三陸町の話に戻ると、仮設住宅で近隣に友達がいたのがプラスに働いている
事例もあります。「友達と会話がしたい」と友達の家に行くために歩行補助器を
使って歩いているうちに歩ける距離が伸びたという話もありました。