思考と表現の日々

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食っていけることが肝心


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 働き方は多様であったほうがいい。人の価値観も多様であったほうがいい。
同じ考えだったら、同じ日同じ時間帯に休みたいと考えたり、ある特定の仕事だけが好まれ避けられることになり、「必要だけど誰かがやらないといけない仕事」のお陰で職場が大揉めになることがある。

 派遣社員でもパート社員でも、継続して食っていけるのならばその人の希望する働き方を選べばいい。非正規雇用がいけないのではなく、非正規雇用で食べていけないのがいけないのだ。 

 特定の季節に体調が悪くなる疾患がある。そのため、一定の期間だけ短期の非正規雇用で働いて、疾患が悪くなる時期は休むという考え方もありだ。毎日短時間しか働けない人のために、パート社員という形もある。自分の持つ技術を提供したい、技術を身につけるための努力は惜しまないと考えて派遣社員になる人もいる。専門的な技術だけでなく、自分では想像できなかった仕事をして能力を開発しその企業で縦断した働き方をしたいから正規雇用労働者になる人もいる。
(ここで気づいたが、同一労働同一賃金にはなってるんですよね。企業の中で縦断的に働くことを求められる正規雇用者と技術だけを求められる派遣社員とは仕事の内容が変わってくるので、賃金が違ってくる。パート社員でも企業内を縦断して働くことを求められれば派遣社員とパートでも違う労働になる)

 医療が発達して、さまざまな疾患や体質を抱えながらも成人になる確率が高くなった。高齢者も増えた。彼らを活用するためにも様々な雇用制度はあったほうがいい。

 そこで、様々な働き方を進めつつ制度を悪用して自分だけ得しようとする人(経営者も労働者も)を排除するために法律を整備しようとしている。良心があって自分の欲求だけを通すことをしない(関与する人間全体としての最適化を第一として考え行動する)人ばかりであれば、法律で厳しく縛る必要はない。

 しかし、モラルを簡単に飛び越えることができる、自分にとって最適化した環境を作る者が思ったより多くいたので厳しい法律を作らねばならなくなりました。それでも、モラルを簡単に飛び越えることができる人間は自分さえ良ければいいので(賢い人は自分の本心を隠して確実に自分だけが得するシステムを作るが、そこまで人は賢くないので言語以外のところからも本心がかいま見えるので、そうそううまくはいかないのだが)

 

 技術を高めることはしないけれど毎年昇給しろ、休みたい時に休みたい、嫌いな人とは働きたくないから辞めさせろ(さもないとやめさせるように仕向けるぞ)、自分と自分の好きな人はクビにするな異動させるな好きなルールで働かせろ、一番いいのは自分は好きなことをするけどお金だけくれ

という社員と

 社員は給料くれというな、長時間働け、おれは好きなことをして報酬もらって遊んで暮らしたいからとっとと働けこの金食い虫

という経営者が

 自分の希望が100%叶えられないからと

正面衝突していたらそら経営者も労働者も厳しく縛る決まりを作るだろうし、自分に有利になるよう政治家にお金をこっそり(もしくは堂々と政治資金を)渡したり。

 結局のところ、ほどほどの満足度で時に勝って時に負けるぐらいの時が一番満足だったんじゃないかと思います。欲望を掻き立てられ、100か0になってしまうと不幸になるのね。