思考と表現の日々

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日本の少子化対策は子供を増やすほどの効果はなく、減る割合を減らす程度しかない

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日本では、どんなに社会が制度を整えても少子化に向かうと思う。
なぜなら、日本人の精神に大きな理由があるから。

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 子供を神聖視して、「子供のためならどんな犠牲でも払う」というのが美徳とされる反面、
しつけのなっていない子供とその親にはとことん厳しい。いや、しつけがなっていても
子供連れというだけで冷たい視線を浴びることがある。子育てのレベルに高いものを求めて
いる時点で「高いレベルの子供しか要らない」という風潮になりがちだ。高いレベルの
教育に必要なのは教育者の高い見識と手間とお金。それを集められるだけのものが今から
親になろうと思う人達が得られるだろうか。
 親が子供より自分を優先すると徹底的に叩く。
 「損得なんて考えずに、子供を産んじゃえよ」と言うならば、子連れが来たら道を開け、
席を譲り、子供が粗相をしても叱らずフォローする。子供は常に列の最優先にする。
これだけのことをする、少なくとも列車の中で赤ちゃんが泣いても迷惑そうな顔をしない
ところから始めないと少子化は解消に向かわないだろう。今は、減らすのをかろうじて
抑えつつある程度。

かといって、なんでも子連れ優先にすればいいものではなく、あまり優遇しすぎても「優遇する側の大人の中には反感を持つ者がいる」「優遇して当たり前と無茶なことまで優遇してもらおうとする人もでる」「大人になると優遇されないのでいつまでも子供でいようとする者が出る」なので、まあいいかと思う程度の落としどころで、妥協するのが大切。
少なくとも、ベビーカーを見た時点で舌打ちする人がおる時点で少子化解消への道のりは遠い。